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最近、昔の写真を始めてみようと [写真と写真機]

今度湿板(版)写真を始めてみようと・・・ととととととと
ヤフオクで古い木製写真機を入手しました。
レンズ・フジナー・・絞りはあるけどシャッターが無いのがついてきて、
写真機のレンズボード(取り外し式のベニア板に穴が空いているだけ)103横x115縦に
下からの51のところ(センターはわざと下寄りになってるのが標準らしい)
に56φの穴があってアルミの取り付けリングがありました。
これにレンズ 1:4.5/180 56mmをねじ込んで見るんですがなぜだかグラグラですっぽ抜けします。
よおく見て納得、レンズボード側のうらにあるマウントネジ金具が62mm、
レンズ側が56mmだったんです。
アッ そういえば以前買った FUJINAR 1:4.5 f=21cm が確か?62mmで
マウント金具を作ろうとしてたんだっけ、これを引っ張り出してみると、
今度のカメラ・レンズボードにピッタリ。
ではこっちについてきた、FUJINAR 1:4.5 FUJINAR f=180mm は一体どこの?という顛末です。
さてこのあわないレンズには、ソロントンシャッターがついて来たんですが、
巻き上げが固まっていて「シャッター不良です」と書いてありました。
IMG_2837.JPG
IMG_2838.JPG
IMG_2839.JPG
IMG_2840.JPG
IMG_2841.JPG
まあ良いや、一度(永久かも)どんなになってるのかと分解しましてしまいました。
要点だけを書きますと、4箇所の黒い皿木ネジが裏表の部分を固定しています。
それ以外にフラッシュを追加してありその関係のネジが加わっています。
主要部品はシャッター幕を駆動するローラーと言うか、
シャフト軸の引き側には中にバネが入っているようで、
バネ巻軸のねじれ数・バネ強さをストッパー付きの2本の爪歯で指示盤を回して、
シャッタ速度の目安になっています。(18歯9回転)
巻き上げシャフト軸には8歯のピニオン(ハメやすいように先がトンガリ円錐)、
それを回す40歯のスパーギア、裏側にフラッシュ用接点動作の削り込みがあります。
指で回す蝶羽型のつまみ(蝶ネジ風)がついています。
巻き上げたとき止めるための爪が2箇所約65度位か?
ほぼ全開の終わりで止めるところと巻き上げて全閉になるところにあります。
全開の終わりのところには少し手前に全開中心にレリースしたときに引っかかる、
短い目の爪が空中にあります。
短い目なのは爪に当たるストッパがレリーズ機構板で深くかかるように板をずらすと、
Bシャッター浅くずらすと空中の爪が引っかからず固定スピードになります。
板はワイヤーレリーズの先に楔のような金具があり伸びると持ち上げられて爪から離れ
シャッターが切られた状態(Bにも)になります。
楔の高さ調整に板には雌ねじが切られていて、ビスを追加して調整するみたい?
さて、不良を治そうと開けたら勝手に治っていました。
膜に塗ってあった塗料でひっついてて回らなかったのかも?
使い方は被写体向かって右手で巻き上げ蝶つまみを回せて、左手でシャッター速度が変えられるように
レンズの前に縦長に取り付けると具合がいいようです。
被写体撮影準備をすませ、蝶つまみを半回転回しシャッター全開、
フォーカス・スクリーンでビューの確認。
もう半回転回してシャッターを閉め、スクリーンを跳ね上げて、
感光版(乾板、湿板)を入れて引板を開け、ハイチーズ?
バシャン(結構大きな音です)引板を閉めて取り外せば一件落着でーす。


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