マウスピースとリード [閉管楽器]
HIVPの塩ビ管16φをB♭マウスピースに合うように加熱して 22.2φ-深さ16mmに広げた段差を作りました。
これにヤフオクで買った、ノーブラ クラリネット マウスピース B♭ (リガチャー、カバー、リード)と付いてきたどこのだか判らない、リードを付け、240.5mmの管で成らしてみますと、261.63Hz と 3倍音付近が出てどちらかというと、スペクトルは同じ位なのに、3倍音として聞こえます。
おそらく、管内の音波は1/4λの基本波と3/4λの3倍音波が混在していて、リードが3/4に合って励振していると思われます。
原因はマウスピースが安物なのか、何処か管の隙間などから空気が漏れているのかもしれません、
管の隙間は蜜蝋を垂らして封をしましたが同じでした。
レジェールリード【Legere】 B♭クラリネット用 スタンダード3
も使ってみましたが、同じで どちらかというと 先端がワカメ状にへろへろに成りやすく、
本当に長持ちするのが疑問です、
(成分は何らかの繊維をPP樹脂で固めてあるようで基本的には柔らかすぎるのかもしれません)
却ってウレタンなんかの方なら弾力があり、戻ってくれそうに思われます。
後はマウスピースかと思って、少し高い、RICO グラフトナイト B♭クラリネット用を買って、
RICO RESERVE レゼルヴ B♭クラリネットリード[3] を付けましたが、同じなのでガックリです。
(しかしビニスポのあるなしにかかわらず、なぜか音程が少し上がっています)
(コルクグリスは、リップクリームで代用しています、少しハッカの香りがします)
(ノーブラはフェイシング面が刃物痕が残って波打っていましたので、ペーパーでピカピカに仕上げました)
リコの分はフェイシングが一段高くなっていて左右が合わせやすい様です、
しかし填め合いコルクは粒状シートを巻き付けてありました、またコルク外径が23φ近くで、
前の管の填め合いが堅すぎて入らず、もう一度加熱して木棒を差し込んで少し広げました。
前の分でも問題なく入ります、(どうなっているんだろう)
(リガチャーに拠っても、音が換わるとも聞きます)
よく考えてみると、塩ビ管やアルミ管は平滑なため表面での反射が減衰しにくく、3倍音が大きな圧力波で帰ってくるのかもしれません。
マウスピース直下にはレジスターキーの穴を付けますので、その上下にしか付けるところがないので、
マウスピースの出口穴の中に、ビニスポ(戸当たりパッキンのスカスカの分)を両面テープから見て富士山型の三角状に切り貼り付けました。
結果は良好で1/4 と 特別な吹き方で 5/4 が出せました。
管内の吸音は少しは要るようです。
うまく音のでないのは、リードのせいだけではなく、この様な事もありますので、
3倍音が出やすくて、困っていられたら試してみてください。
(良いリードならこの様な事はしなくても良いのかもしれません)
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